プログラミングスクールに通って貰える給付金をおさらい

プログラミングスクール
プログラミングスクール

最初は一般の教育訓練給付金のみだったのですが、制度が増えて選択肢も増えてきました。プログラミングスクールでも力を入れるようになり、複数の給付金制度に対応しているプログラミングスクールもあります。

それぞれの制度によって、条件も貰えるもらえる給付金の額も異なります。そこで、現在の主な給付金についてまとめてみることにしました。

すべては適用できなくても、どれかが使えるかもしれません。せっかくの制度なので、ぜひ活用してみてくださいね。

プログラミングスクールに通って国から給付金を受けられる条件

プログラミングスクールに通いながら受け取ることができる給付金制度には、共通した基本的な考え方があります。

どの給付金も雇用保険がポイント

給付金は雇用保険によるサービスの一環のようなものである

プログラミングスクールに通うことで受け取ることが出来る給付金は、いわば職業訓練です。そのため、雇用保険の有無が深く関わってきます。

制度によって異なりますが、雇用保険に今現在入ってる、もしくは過去に入っていた期間がある上で条件を満たせば、何かしらの給付金を受けられます。つまり、会社に雇用されているかどうかがポイントです。

これからフリーランスになる予定の人などは、会社員のうちに使わないと後から使えなくなる、と考えると分かりやすいかと思います。

期間限定のものからずっと使えるものまである

予算を使い切ったら終わってしまう給付金は早めの使用がおすすめ

プログラミングスクールに通いながらもらえる給付金の制度は、期限が定められていないものとある一定の予算内で行われるものの二種類があります。一定の予算内で実施されている場合は、予算を使い切ったら終わってしまうため、いわば期間限定です。

一番最近新たに加わった『リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業』は、この一定の予算内で行われている制度になるため、この制度を使いたい場合はできる限り早めに申請をしてしまうのがおすすめです。

利用条件はそれぞれの制度で異なる

同じくらいの給付額でも条件が違うこともある

プログラミングスクールに通って受け取れる給付金の制度は、その金額も利用できる人の条件も異なります。給付額が同じ(70%など)であっても、適用条件が違ったりするため都度の確認が必要です。

同じ給付額でもこちらの方が条件が簡単、というような場合もあります。多かれ少なかれ手続きを行うことになるため、より自分に合っている制度を選ぶことがポイントです。

プログラミングスクールに通って国から給付金を受けられる4つの制度

プログラミングスクールに通いながら受け取れる給付金の制度は、現在大きく分けて主に4つほどあります。そのうち2つは同じ制度下での2種類の給付金と言えるものですが、条件が違うためあえて分けました。

一般教育訓練給付

  • 特定の分野に限られないため、適用範囲が広い
  • 申請が他のものより比較的簡単
  • 給付金の率が低いため、金銭面でのメリットが低い

もっとも申請が手軽なのはこの一般教育訓練給付です。分野が絞られないことがメリット、給付額がお他に比べてかなり低いことを考えると、せっかくプログラミングスクールを探しているのにもったいない気がします。

プログラミングスクールは、より多くの給付金をもらえる制度がすでにあるため、わざわざこちらを選択することはないかなという印象です。

専門実践教育訓練給付

  • 厚生労働大臣が指定する専門実践教育訓練が該当する
  • ハローワークへの申請など手続きが多い

一般教育訓練給付よりも、より専門的な技術を学べるようにした制度です。分野が絞られて専門的なことを学ぶことができ、給付金もかかる費用の半分以上を賄えるレベルで貰うことができます。

手間が多くなる分、貰える額が一気に増えるのが特徴です。かかった労力の分だけきちんと戻ってくるのがこの制度の良いところです。プログラミングの分野であれば、専門実践教育訓練給付の対象になる講座がいくつもあるため、選択肢も豊富です。

こちらの制度については、こちらの記事で解説しています。

第四次産業革命スキル習得講座(Reスキル)

  • 経済産業大臣が認定する制度であり、対象はIT・データ系
  • 給付金の支給率が専門実践教育訓練給付と同様に高い
  • 手続きが多い

専門実践教育訓練給付にさらに追加された制度です。いわゆるデータサイエンスなど、注目されている分野を学ぶのに適しています。

こちらも手続きの多さの分だけ、給付金という形で戻ってくるので申請しがいがあります。一つの分野に複数のプログラミングスクールが認定されているような状態なので、自分に合ったスクールを選ぶこともできます。

第四次産業革命スキル習得講座(Reスキル)については、こちらの記事で解説しています。

リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業

  • 2023年開始の新しい制度
  • 第四次産業革命スキル習得講座(Reスキル)よりも適用条件が緩和された
  • 給付金の支給割合は専門実践教育訓練給付などと同様に高い
  • 決められた予算内で行われる事業のため予算が尽きたら制度が終わる(期間限定)

リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業は、2023年に新しく開始された制度です。第四次産業革命スキル習得講座(Reスキル)の制度では雇用期間などの条件が満たなかった人も、こちらなら適用できる可能性があります。

他の制度と違い、あらかじめ予算がついて行われているため、予算が尽きるまでの実施です。つまり期間限定になるので、制度を使おうか検討しているときは、制度に認定されているプログラミングスクールへ一度確認してみてください。

リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業については、こちらの記事へまとめています。この制度の利用を検討しているときは、ぜひ読んでみてくださいね。

まとめ

プログラミングスクールは、手厚いサポートがあるだけに高額です。質問に答えてくれる人がいてくれたり、進捗をチェックしてくれたり、教材を日々アップデートしてくれたりと、お金がかかることには納得できるのですが、それでも費用を工面するのに悩んでしまうのは仕方のないことです。

制度の利用有無に関わらず得られる技術は同じなので、使えるものは何でも使った方が後に続く制度が生まれるきっかけにもなると思います。条件はありますが、適用できるかもと思ったらぜひ各スクールへ相談してみてくださいね。

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